やる夫が天下布武を目指すようです 第6話

451 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 20:59:29 ID:i4o6NGvs
第6話 「桶狭間の戦い」

1560年(永禄3年)5月
遂にやる夫にとってのターニングポイントと言うべき事件が起こる。

_______________________________________
  「美濃」                     ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,     :,,´、
                          ,,´      ::,,,,,,,,,::    :::::::
                         ::                 ::: 
                        ::                    :,,,,  
                       ::                       :,,,,
                      ::                           ::,,,,
                   ,,,::                              ::
     ,,,,            ::                               ,,,,
  ,,,,,,,,::  ::           ::         「尾張」                  ::
 ::      ::          ::          ●清洲                ::
::        ::         ::                             ::
         ::        ::                            ::
          ::       ::                           ::
           ::       ::                           ::
            ::  ::    ::                           ::
             ::  ::   ::                           ::
                ::  ::                           ::
                 :::: ノヽ          ノ´ ̄ノ´     ●鳴海 ::
                   |ヽヽ〔〕 ~‐,       ノ´   ノ         ::    「三河」
                   | | |    ~‐,、,,_,ノ´    /   ●大高  ::
                  ノ´ ー             |          ::
                  ノ   〇            ノ         ::
                 ノ                 |        ::
                 |                /       ::
                 ノ              /        ::
  「伊勢」            ̄ノ´            |         ::
                  ノ              |        ::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

事の発端は前年の岩倉城攻めが順調に終了した事に起因する。
これによって尾張の大部分を領土とする事に成功したやる夫は、
尾張の残りの地、即ち今川領となっている鳴海・大高城の奪還を決意。


452 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:00:27 ID:i4o6NGvs
      γ⌒) ))
      / ⊃__
   〃/ / \  /\
  γ⌒)( ●)  (●) \ ∩⌒) まずは拠点作りだお!!
 / _ノ :::⌒(__人__)⌒ 〃/ ノ
(  <|  |   |r┬(    / / ))
( \ ヽ \ _`ー‐'  /( ⌒)
               / /
    織田信長(通称:やる夫)

攻撃の為の付け城として、鳴海に丹下・善照寺・中島の3つの砦を、
大高には鷲津・丸根の2つの砦の築城に着手した。


453 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:01:35 ID:i4o6NGvs
一方、その動きを前線からの知らせで知った今川義元は、
鳴海・大高の救援の為に同年5月12日に自ら20000余の軍勢を率いて駿府を出陣。


   ノノノノ  -___
  (゚∈゚*)  ─_____ ______ ̄  
  丿\ノ⌒\  ____ ___    調子こいてるやる夫、ヌッコロス。
 彡/\ /ヽミ __ ___      
    ./∨\ノ\  =_
   .//.\/ヽミ ≡=-
  ミ丿 -__ ̄___________
  今川義元(駿河の大名)


454 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:02:08 ID:i4o6NGvs
5月18日には沓掛城に入城。
ここに従軍する諸将を集め指令を出した。

          / |
    ,r‐、λ、_,、ノ  ゙i,、__
    ゙l         {!!! _ ヽ、
    {  .   ノノノノ ~ `、  \
    )     (゚∈゚*)  ‐'`  ノ  
    ´     ュ 丶ンぐ;'" ノ /  先鋒の松平元康は大高城に兵糧を輸送!!
   ,-‐'⌒"´  `Y´ ̄`r '丿
 γ' -、_,-ュ   ,j|  _,,ムン     それが終わり次第、朝比奈泰朝と共に
 〈i 、丶ぐy ミ f  朮 ,j ゾ        鷲津・丸根砦を直ちに攻撃!
  \ヘ ヽ、、丶_,艾 ン {
    ヽ、__ ヽ.=┬─┬〈     ワシは鳴海城の後巻き!(攻撃されてる味方の城の救援のこと)
      〈J .〉、| 蹴|, |         手始めに丹下・善照寺・中島の3砦を攻撃してやる夫をヌッコロス!!
      /""  | 鞠|: |
      レ   :|: は| リ
      /   ノ:| 胞| |
      | ,,  ソ L友」ヽ  )
     .,ゝ   )  イ ヽ ノ
     y `レl   〈´  リ
     /   ノ   |   |
     l  /    l;;  |
     〉 〈      〉  |
    /  ::|    (_ヽ \、
   (。mnノ      `ヽnmゎ


455 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:02:29 ID:0zosEe7s
クックルw

456 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:02:55 ID:i4o6NGvs

             _,;-"__l⌒l_゛'‐-;,
           /  (___  ___)  ヽ
           ./     ノ 人 ヽ    ヽ             義元さま、心得たよ!
    __    ./    //  ヽ ヽ    .ヽ   / ̄\
  ./ ○ ヽ、 /    (__)   (_)    ヽ/  ○  \
/      \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/        ヽ
..⌒‐-,,,,_  /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:||  _,,;-‐''"⌒~~~
     .ヽ/::||::::::::::   (●)    (●)   ||/ヽ
      く ::||:::::::::::::::::   \___/    ||:::::::::ヽ
       ヽヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ_/
           松平元康(後の徳川家康)


  ∠ ̄\∩
    |/゚U゚|丿  御意のままに!
  ~(`二⊃
   ( ヽ/
    ノ>ノ
   UU
朝比奈泰朝


こうして、実に織田の総兵力の3倍以上の敵がやる夫の尾張に進軍してきたのであった……


462 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:05:53 ID:jpKvFvz2
相変わらずAAが渋いw

457 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:03:32 ID:i4o6NGvs
~同日・清洲城~
       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\ …………
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
  \    |ェェェェ|     /


       / ̄ ̄\
      /  \    \
    .(●)(● )  u. |  ど、どうした、やる夫!?
     (__人__)  u   |
     .(`⌒ ´     |  呆けてる場合じゃないぞ!!
     {         |
      {      u. /
      \     /
      ノ     \
    一雲斎針阿弥(通称:やらない夫)

458 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:04:10 ID:i4o6NGvs
        , '  ____ " 、、 
         , '   /⌒三 ⌒\  ',  
       ;  /( @)三(@)\  ;  う、後巻きに援軍が来るとは思ってたけど……
       ; /::::::⌒(__人__)⌒:::::\ ;       義元自らが20000以上も連れて来るなんて聞いてねぇお!
        |  u   |r┬-|  u  | ; 
       \   u `,. -'"´´ ̄`ヽ ;   
    _   /    (___   | ',    ……今川の動きを完全に読み違えたお……
  ,、'  /              |  ; 
 、 ( ̄                |  ; 


         ____
       /   u \
      /  /    \\    今のやる夫たちじゃ、総力を挙げて集めても精々5000か6000だお…… 
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |   15000も兵力が違うんじゃ話しにならんお!
     \  u   `⌒´   /

459 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:04:39 ID:i4o6NGvs

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;) ……なら、早いうちに降参するか?
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´    そうすれば、俺たち家臣の命は助かるだろうし、
    |     ∩ ノ)━・'       領民は戦に巻き込まれずに済む。
  /    / _ノ´        
  (.  \ / ./   │      
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /


        / ̄ ̄\
       / ヽ、_   \
     . ( (● )    |     ……もしかしたら、やる夫も一群位は残してもらって
     . (人__)      |         織田家も存続できるかもしれんぞ?
     r-ヽ         |
     (三) |        |   ……松平と同じ、今川の従属大名としてだが。
     > ノ       /
    /  / ヽ     /
   /  / へ>    <
   |___ヽ  \/  )


460 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:05:09 ID:i4o6NGvs
         ____
       /   u \       ……そんな……
      /  \    /\
    /  し (○)  (○) \   こんな所で踏み潰される為に、
     | ∪    (__人__)  J |     やる夫はこの8年間歯を食いしばって来たのかお……?
    \  u   `⌒´   /


          ____         
        /   ∪  \      それじゃ、何の為に親父殿はやる夫に家督を継がせたお?
      γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ    
     / _ノ (>)三(<) \ `、   ……やる夫は何の為に、多くの家臣や信光の叔父御、
    (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )        そして信勝まで殺して尾張を統一しようとしたんだお!?
     \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://

461 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:05:41 ID:i4o6NGvs
        __
      /..::::::::::::::..\     …………そうだお。
    /..:::::::::::::::::::::::::.\
   /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\   ……やる夫は、やる夫が殺してきた人達の想いを背負って進んでいるんだった……
   | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | 
   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/       ……こんなところで諦める訳にはいかないんだお!……絶対に!! 
  ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...`丶、
  ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ


          ___
         /     \
       /   \ , , /\   ……すまんお、やらない夫。
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   |  見た事も無い大軍が来るって言うんで気が動転してたお。
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \   ……降参なんて以ての外!
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ   どんな事をしても勝機を見出してみせるお!
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /

463 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:06:09 ID:i4o6NGvs
             / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ⌒)(⌒)  やれやれ……それでこそ、やる夫だろ。
           l     (__人__)
          l     ` ⌒´ノ   ……で、何か策は思いつくか?
            |           |
          ヽ       l
            _,ゝ、   _,ノ


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (ー)  (ー) \  ……正直、まともな対抗策は無いお。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /  仮にやる夫が迎撃に向かえば、待ってましたとばかりに
(  \ / _ノ |  |    やる夫の主力を撃破して、その余勢で尾張全土の占領に来る筈だお。
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

464 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:06:33 ID:/qpVQ4Vo
蹴鞠は友達ですかww

465 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:06:41 ID:i4o6NGvs
     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)    しかし、篭城してみたところで救援の当ても無いから、
/    (─)  (─ /;;/ 
|  u    (__人__) l;;,´|       ……どっちみち何時かは敗れてしまうお。
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  | 
.\  "  /__|  | 
  \ /___ / 


         ___
      /)/ノ ' ヽ、\      それに、これだけの大軍と義元自身の出馬という事は
     / .イ '(ー)  .(ー)\     九分九厘、隣接する北条と武田への根回しも済んでるだろうから
  .  /,'才.ミ).  (__人__)   \    それらの勢力の今川領への侵攻も当てには出来ないし……
  .  | ≧シ'   ´ ⌒`     |
  . \ ヽ           /     ……ん?大軍……今川の総力……義元自身の出馬……?

466 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:07:11 ID:i4o6NGvs
       ____
     /     \  ……………………
   / ⌒   ⌒ \     ……思いついたお。
  / -=・=-  -=・=- \
  |      (__人__)      |  あんまり上策じゃねぇけど、
  \     |++++|」_キラッ/   運が良ければ今川軍を撤退させられる作戦が。
       `ー''´ l


       / ̄ ̄\
      /  \    \
    .(●)(● )  u. |  !!!!
     (__人__)  u   |  じ、自分で煽っておいて何だが、
     .(`⌒ ´     |    
     {         |    ホントに思いついたのか!?
      {      u. /   
      \     /      この状況を打破する方法が!
      ノ     \

467 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:07:38 ID:i4o6NGvs

    / ̄ ̄ ̄\
  /        \   ……正直、成功する可能性はかなり低いお。
 /    ─   ─ ヽ
 |    (●)  (●) |   ただ、成功すれば、一時的にでも今川軍は織田領から撤退する筈だし
 \  ∩(__人/777/     
  /  (丶_//// \   ひょっとすると、今川家自体を大混乱に叩き込んでやれるかもしれんお。


     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \  ……ま、上手く行ったらお慰みだお。
  /::⌒(_人_)⌒:::::  |  
  |    ー       .|   ちゅうことで、家臣たちの待ってる緊急評定に急ぐお。
  \          /

468 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:08:04 ID:i4o6NGvs

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)  ……って、今説明してくれないのかよ!
. |  U  (__人__)
  |     |r┬-|    おい!コラ! ちょっと待て!やる夫!……
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く

469 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:08:27 ID:i4o6NGvs
~清洲城、評定の間~

  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶  ::割り ::::::::i゙ヽ   
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  ……遅いな、やる夫さまは。
   l ( '〔 ー ,〕 〔, ー 〕' );.|  
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; |
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'
    |  /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ
   柴田勝家(織田家の重臣)

470 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:08:52 ID:i4o6NGvs

               /㍉;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡三三i
                l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:〟-三三三三三l
               l三  r=ミ''‐--‐';二,_ ̄    ,三三三彡彡l_
              lミ′   ̄    ー-'"    '=ミニ彡彡/‐、ヽ  ん?
                  l;l  ,_-‐ 、    __,,.. - 、       彡彡彳、.//
                   ∥ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、   彡彡'r ノ/   ……来られたようでおじゃりまする。
               1     ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄     彡彳~´/
                 ヽ   ´ :l .l:::.         彡ィ-‐'′ 
                ゝ、  / :.  :r-、        彡′
              / ィ:ヘ  `ヽ:__,ィ='´        彡;ヽ、  
          _,,..-‐'7 /:::::::ヽ   _: :_    ヽ      ィ´.}::ヽ ヽ、  
      _,-‐'´    {  ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- '   /ノ /::::::ヘ, ヽー、
    ‐'"´        ヽ. \::::::::\ ー-‐‐'      /  //:::::::::::::}  ) `''ー-、  
 /            \ \:::::::::ゝ、___,,.. ‐ "   //:::::::::::::::l ,'     `''ー-、   
'´               \ ヽ、;:::::ヘ 、       //::::::::::::::::ノ /         ヽ
           林秀貞(織田家筆頭家老)

471 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:09:16 ID:i4o6NGvs
      |┃三 ガラッ
      |┃  ____
      |┃/⌒  ⌒\
      |┃(●)  (●) \      みんな!待たせたお!
───|┃:⌒(__人__)⌒:::::\
      |┃  |r┬-|     |⌒)
      |┃   `ー'ォ     //
      (⌒ヽ・    ・ ̄ /
      |┃ノ       /
      |┃   つ   <
      |┃  (::)(::)   ヽ
      |┃/    >  )
      |┃     (__)


             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \  __  ……!
         //, '/     ヽハ  、 ヽ   /
         〃 {_{  米 U  リ| l.│ i|   \  (ま、また全裸だにょろ……)
         レ!小l\    / 从 |、i|  ̄ ̄
          ヽ|l ○   ○u | .|ノ│    
            |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |
          | /⌒l __, イァト |/ |
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
        丹羽長秀(幼少時より仕えるやる夫の家臣)

472 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:09:42 ID:i4o6NGvs

  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶 ::割り ::::::::i゙ヽ   
   ! li;;;,u___ノヽ___;;;i |;, |  ……
   l ( '〔 ー ,〕 〔, ー 〕' );.|  
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; |   (あの全裸には何の意味が……)
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'  
    |u /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ//u/
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ


               /㍉;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡三三i
                l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:〟-三三三三三l
               l三  r=ミ''‐--‐';二,_ ̄    ,三三三彡彡l_
              lミ′   ̄    ー-'"    '=ミニ彡彡/‐、ヽ (いい加減、もう慣れたでおじゃる……)
                  l;l  ,_-‐ 、    __,,.. - 、       彡彡彳、.//
                   ∥ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、   彡彡'r ノ/   
               1     ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄     彡彳~´/  ……して、いかがいたしまする?
                 ヽ   ´ :l .l:::.         彡ィ-‐'′ 
                ゝ、  / :.  :r-、        彡′
              / ィ:ヘ  `ヽ:__,ィ='´        彡;ヽ、  
          _,,..-‐'7 /:::::::ヽ   _: :_    ヽ      ィ´.}::ヽ ヽ、  
      _,-‐'´    {  ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- '   /ノ /::::::ヘ, ヽー、
    ‐'"´        ヽ. \::::::::\ ー-‐‐'      /  //:::::::::::::}  ) `''ー-、  
 /            \ \:::::::::ゝ、___,,.. ‐ "   //:::::::::::::::l ,'     `''ー-、

473 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:10:09 ID:i4o6NGvs
       ____
     /⌒  ⌒\
   /( >)  (<)\  いや、何、最近は奇妙丸が言葉を覚えだして
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  なかなか大変なんだお!
  |    /| | | | |     |
  \  (、`ー―'´,    /  うちの嫁さんもよく面倒見てくれてるし……

こうしてやる夫は一方的に、今川軍とはまったく関係ない話を延々と話し始めたのであった。

474 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:10:34 ID:i4o6NGvs
~30分後~

         /_/_,,,,,_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
        _,〈;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:; \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
       i/``''''´ ̄ ̄`\;:;:\:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|  
      .,三>  ,r-‐-、    :;ヽ;:;:;\:;:;:;:;:;:;:;:;:| ……お、お話は解りましたでおじゃりまする。
     、/゛:. : :"~゛"´ヽ   :ィ三\;:;:;\:;:;:;:;:;:|
    ィ。ヽノ ::,ィ。ヽ‐、..:. ヽ ゞ三:::::\:;:\:;:;:;|  ですから、そろそろ今川軍への対処の話を……
    ノ~''´  'ヽ=彡      |:ミミミヽ \:;:\| 
   /(  、..           リ:ミミミ ミ \__〉
   { i'゛¨‐-'` 、   (//)   .lリ:::ヾ´ ̄ヾ;; 彡
    、.ェェ、,,_  ヽ . : ::::    .: :|リ::ノ、ヽ ) ノ彳 
    iLLLLェェeイヽ  ''    リ彡`‐´/从'゙
    !、 ,,r‐ー‐) |   : : :::::!ツヽ-‐""彡シ
     l、(_,,../ /:: : :: ::::::::::::::::/"´彡
    !''‐-‐''´ ノ: ::  : :: ::::::.r''´;;;;-''
    i -‐' .:   : :-‐''",,,..//´/::ヽ.
    `‐ ..,,_,,,..r'''"´// ヽー-、

475 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:10:58 ID:i4o6NGvs
       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\   あぁ……何だか眠くなってきたお。
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ちゅうことで、 今日の評定はこれにてお開き!
  |     |r┬-/      |  みんなも速く帰って寝るお。
  \     ` ̄'´     /


         ____
       /      \
      / ─    ─ \   ……それから、緊急召集にだけは何時でも応えられるように準備しておくように。
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |     ……では解散!
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |

476 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:11:24 ID:i4o6NGvs
           |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
           |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
           /`ヽ、;,;,;,;,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,,-ー'|´::ヽ
           i:::::::ミ   ,,,,,,''''''''''''',,,,,,:::::::::ノ::::::::i   …………人間、逆向きの時には知恵の鏡も曇るというでおじゃるが……
          ..i::::::::ミ  ´- ′  '- '´:::::::`丶::::ト、  
           |.i::::i''  --- 、,   , --- 、:::::::`i::::r/    ……いよいよ織田家も終わりでおじゃりますか……
          ヽi:::i  -<写-、 |::::,/冥`;::: :::::i:::リ.|
           ト、i   ''_,ノ  |::::::、__ノ ;::::i:::i /
            |_ii      ,  、:::::  ;:::::::::i:i_/
            li     /,,,、 ,,ヽ::::: :::::::::::i:l
             |      ''';''  ヽ::::::::::;/′
             丶   -―-一ー )::::::/゛ト
              1、  --一  ノ:::::ノ/ ノ ヽ
             ,,ノヽヽ、     ,,ノ::/ /;:;:;:;:`,,丶
            ノ;:;:l | `ヽ::::::;;;;;;;;::::::/ /;:;:;:;:;:;:;:r ヽ
        ,,, -''''´'i;:;:;:;i ヽ    ;;;;;:://;:;:;:;:;:;:/::::ノ

477 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:11:51 ID:i4o6NGvs
  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶 ::割り ::::::::i゙ヽ   
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  ……いや、
   l ( '〔 ● ,〕 〔, ● 〕' );.|  
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; |  あの、やる夫様が無策であのような振る舞いをしたとは思えぬ。
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'    それに、最後のあのお言葉……
    |  /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ       ……きっと何か深謀遠慮がある筈!
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ


             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 
             / /" `ヽ ヽ  \ 
         //, '/  米  ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{\    /リ| l │ i|   そうだにょろ!
         レ!小l●    ● 从 |、i|
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│   殿が簡単に諦める筈なんてないにょろ!
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│   似非公家様は諦めが速過ぎるにょろ!
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |

478 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:12:18 ID:i4o6NGvs

  |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:;」
 ├r―――┴――一 ''' ""三 ̄´::::::ヾ
 /::{  ィ'三)   (三ヽ   ,ッミ::::::::::::::::ヽ  (え、似非公家……)
 {:::シ ~´           `ヾ、:::::::::::::::::l   
 l:::l ,. ニ 、 :.  .: ,r ニ 、   ミ:::::::::::::ム、   ……そうでおじゃりますな。
 l:::! 'イでiン、 : :. ,イでiンゞ:.:.  ミ::::::::::/^い     
. l::l :.`^"´ノ.:  :. ヽ`~´ノ:.:.:.  ミ:::::::イ  リl
. ヾ! ` " ´ /  ::. ` ´     ミ:::::/ム_ノ/     麻呂もやる夫様について行くと誓った身でおじゃりまする。
  'i,     ,'  '^ヽ   U   ミ::::l 'ー' /     
   'i    ヾ'ー ''"く、      j::::クーf′       ……信じて待ってみるでおじゃる。
   l        `ヽ     {:::リlミ:::ヽ、     
   ヽヽ ,ィニニ丶、_ ゙:      "´fミ≧ゞ
     ヽ ^ヾ二´ノ´ _,ィ ,.ッ  //イぅ-、
     丶 `"   "´  ,/ ,.ィ" , -‐'",ノヽ
      `ト、 ___,, ィ"彡,r'´ , -'":.:.:.:.ヽ
       l    =ニ彡,ァ'",-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L..、、


        / ̄ ̄\
     /  ヽ、_  \
    (●)(● )   |  ……
    (__人__)     |  
     (`⌒ ´     |  (やる夫……オレも信じてるだろ!)
.     {           |
     {        ノ
      ヽ     ノ
      ノ     ヽ

479 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:12:46 ID:i4o6NGvs
~やる夫の寝室~
.      ____
     / ―  -\
.  . /  (ー)  (ー)   ……
  /     (__人__) \
  |       ` ⌒´   |  (これは本当に乾坤一滴の大博打なんだお……
.  \           /    だから万が一にでも、こちらの意図が漏れることは防ぎたいんだお。
.   ノ         \     みんな……すまんお!)
 /´            ヽ

こうして夜は更けていき、明くる日の19日、
朝も早くに鷲津・丸根の両砦に対する攻撃が始まったという報がやる夫に届いた。

480 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:13:14 ID:i4o6NGvs
(;゚ー゚)<報告します!今川勢が鷲津・丸根の両砦に攻撃を開始した模様!

        ____
      /      \
     /  ヽ、   _ノ\
   /   (● )  (●) \    ……機は熟したお……
   |       (__人__)    |
   \      ` ⌒´   /     誰かある!鼓を持て!


           _ _ _        
        _,. -''"ミミ 彡 `ヽ、_,,
    ,.-‐'(^/彡" //iヽヽヽヽヽ、 }⌒ヽ
  /イ/⌒i/// / /i ノi }i ヽヽヽソ⌒ヽヽヽ
  // /ヽ__{i i イイ イ{ノ l } } } } }、 ,}リiノノヽヽヽ  はっ……
  l l///∠l{lト{щL!L |||∠Llノ-}ノ彡|_,,>l } }ノ  
  V/ト{  {ヽ| -=・=- ′ ヽ-=・=-ノl'") ノノノイ   これに……
  ト、l ヽ ヽl    ノ(、_, )ヽ、  lノ   }ノノ}  
  ヽ \  ヽ   (_人_)  ノ   ノ   
         >―----―<    
       お濃の方(帰蝶)

481 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:13:46 ID:i4o6NGvs
          ___
         /     \
       /   \ , , /\ おお、お濃かお!
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   | よし!「敦盛」を舞うお!
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \  鼓を打つお!

482 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:14:13 ID:i4o6NGvs
         / ̄ ̄ ̄\
      /⌒) \ , ,/ \           人間五十年~
      / / (ー)  (ー)  \  /⌒)      下天のうちをくらぶれば~
     .(  ヽ (__人__)    | //        夢幻の如くなり~
      \    ` ⌒´    //
        |          /          一度生を得て~
  ♪    |           |              滅せぬものの~
       l⌒ヽ        _ノ   ♪              あるべきか~
       |  r `       )
      (_ノ  ̄ ̄ / /
             ( _)

そして「敦盛」の一節を舞い終わると、立ったまま湯漬を食し
すぐに馬に乗って清洲城を飛び出して行った。
突然のことだったので、殆どの人間が付いていけずに
岩室長門守をはじめとする5名の小姓だけがそれをあわてて追い駆けていったという。

483 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:14:54 ID:i4o6NGvs
~同日午前8時・善照寺砦への道~

                ______
               /       \
              /  u   \  \   少しずつ兵士も追い駆けてきて集まりだしてきたお……
            /      u (●)  \
              |         (__人__) |   ……ん? 派手な煙が……
             \    /;:|      ノ:;|
              > {;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;}   確かあの方角は……
             /   ゞ彡彡ニミミッ;;/
            (  _б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ、
             ゞ   ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ
             ∥  ゙i .:ト'',.´;,   ',;:.:"〈
            ヾ   ::  〈● :゙;, ,;"::;●夂
            八  `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂
            / /,!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)! : .彡

484 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:15:17 ID:i4o6NGvs
(;゚ー゚)<ご報告します!鷲津・丸根の両砦が陥落!
      守将でありました佐久間大学様ら討ち死にとの事!

        ____
      /  ノ  ヽ\
     /  (○)}liil{(○)  !!!!
   /     (__人__) ヽ
   |       |!!il|l|   |  だ、大学が死んだのかお!?
   \        lェェェl /

485 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:15:47 ID:i4o6NGvs
       ____
     /      \   す、スマンお、大学……
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  やる夫にもっと良い策が浮かばなかったばかりに……
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /    やる夫を信じてくれたお前を犠牲にしてしまったお……


       ____
     /      \    ……大学たちの死は無駄にはしないお!
   /  \   /  \
  / o゚((●)) ((●))゚o \  よし!予定通りに善照寺砦に向かう!
  |     (__人__)'    |   
  \     `⌒´     /    鷲津・丸根の連中の敵討ちだお!!

善照寺砦に付いた頃には、やる夫の主だった馬廻を中心に家臣たちも追いついて来ており
その数は2000名ほどに膨れ上がっていた。


486 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:16:15 ID:i4o6NGvs
一方、今川義元は旗本衆と共に沓掛城と鳴海および大高の間にある桶狭間山に陣を張って休息していた。
そして、本隊の前衛部隊は善照寺砦を牽制しながら中島砦に進軍していたのである。

          / |
    ,r‐、λ、_,、ノ  ゙i,、__
    ゙l         {!!! _ ヽ、
    {  .   ノノノノ ~ `、  \
    )     (゚∈゚*)  ‐'`  ノ  オンベイシヤマンダヤソワカ…… 
    ´     ュ 丶ンぐ;'" ノ / 
   ,-‐'⌒"´  `Y´ ̄`r '丿   大高の方の元康たちも順調にイっとるようだし……
 γ' -、_,-ュ   ,j|  _,,ムン
 〈i 、丶ぐy ミ f  朮 ,j ゾ      勝ったな……この勝負!
  \ヘ ヽ、、丶_,艾 ン {
    ヽ、__ ヽ.=┬─┬〈

487 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:16:39 ID:i4o6NGvs
この時、今川の前衛部隊が急襲を受ける。

               \      ☆
                       |     ☆
                    (⌒ ⌒ヽ   /
              \  (´⌒  ⌒  ⌒ヾ   /
                ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )
               (´     )     ::: ) /
            ☆─ (´⌒;:    ::⌒`) :;  )
               (⌒::   ::     ::⌒ )
              / (    ゝ  ヾ 丶  ソ ─
      ヽ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

織田方の佐々隼人正(佐々成政の兄)と熱田大宮司の千季忠が率いる300名ほどが
やる夫の到着を確認した後に突撃したのである。

488 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:17:12 ID:i4o6NGvs
       ____
     /     \      ……一兵でも惜しいこの時に、
   /_ノ  ヽ、_   \ 
  /(●)三(●))   .\   佐々と千のボケ二人は何を勝手に抜け駆けかましてるんだお!
  |   (__人__)      |   
  \ ヽ|r┬-| /   /    やる夫にはやる夫の図ってるタイミングが有るってのに……!
  /   `ー'´      \


        / ̄ ̄\
     /  ヽ、_  \
    (●)(● )   |  ……こっちに合流せずに突っ込んだトコロを見ると、功を焦ったんでしょうな。
    (__人__)     |
     (`⌒ ´     |     こちらの後続を期待しての行動だとは思いますが……
.     {           |
     {        ノ   ……どうします?殿?
      ヽ     ノ
      ノ     ヽ

489 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:17:56 ID:i4o6NGvs
      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \ ……今行っても、小競り合いの混乱に巻き込まれるだけでどうしようもないお。
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |  ……残念だけど、見捨てるしかないお。
 \      ` ⌒´   /


今川の本隊は前衛部隊だけでも5000名は居たのである。
佐々たち300名余りはたちどころに揉み潰され、佐々と千の両名も討ち取られてしまった。


490 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:18:17 ID:i4o6NGvs
         ___
       /     \
      /   \ , , /\  おし!気を取り直して、今川軍の向かってる中島砦にこっちも移動だお!
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄


  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶 : :割り ::::::::i゙ヽ  お、お待ちくだされ! 
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  
   l ( '〔 ● ,〕 〔, ● 〕' );.|  鷲津・丸根が敵方に落ちた今、我が方は敵方から丸見えでございます。
   i 'ヾし ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; | 
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'   それでは、敵の思う壺では!?
    | u/ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ 
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ

491 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:18:41 ID:i4o6NGvs
        ____
      /      \     勝家!そこを退くお!
     / ヽ、   _ノ \
   /   (●)  (●)   \   敵から我が方が丸見えなのは百も承知!
   |      (__人__)     |
   \     ` ⌒´     /ヽ   この段に及んでは、我等の動きを隠す必要など何もないお!
    /              \


  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶 : :割り ::::::::i゙ヽ  ……やる夫様。 
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  
   l ( '〔 ● ,〕 〔, ● 〕' );.|   そろそろ、その深謀の一端でもお聞かせ願えませぬか?
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; | 
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r' 
    |  /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ 
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ

492 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:19:06 ID:i4o6NGvs
     ____
   /      \
  /  ─    ─\ ……勝家、まだ待つお。
/    (ー)  (ー) \
|       (__人__)    | ……中島砦を出たトコロで説明するお。
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

そうして、やる夫は中島砦に辿り着いた。
そこで陣容を整えると、改めて中島砦を出撃。
中島砦に迫っていた今川軍の前衛の見える位置まで来た時、やる夫は全軍に叱咤を始めた。

493 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:19:27 ID:i4o6NGvs
                  ____
                /\  /\
              /( ●)  (●)\     者ども!よ~く聞くお!
             /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
               |     |r┬-|       |   あれに見える今川の前衛は昨日、大高に兵糧を入れ
             \    /;:|`ー' 、   ノ:;|
              > {;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;}   今朝、鷲津・丸根を攻撃し終えたばかりの疲労困憊の連中だお!
             /   ゞ彡彡ニミミッ;;/
            (  _б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ、  それに比べて、お前達は存分に休養をとって温存された
             ゞ   ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ
             ∥  ゙i .:ト'',.´;,   ',;:.:"〈      やる夫の軍の中でも精鋭中の精鋭だお!
            ヾ   ::  〈● :゙;, ,;"::;●夂
            八  `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂   あんな弱兵どもに遅れをとる理由等なにも無いお!
            / /,!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)! : .彡
           ,/ヽ//: :,ヾ〉,;.;、:'':::.:.;::;!:::| : . |

494 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:19:52 ID:i4o6NGvs
          ___      いいかお!
         /     \      敵が攻勢をかけて来たら退きながら受け流し、
       /   \ , , /\           逆に敵が引いたらこちらから攻勢をかけるお!
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   |   敵は斬り捨てたままにして、首を取ることは禁じるお!
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \    この戦いの一番の目的は、今川の前衛隊に壊滅的打撃を与え
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ       今川軍の損害を深刻なものとし、そのままを追い払う事だお!
    |    l  ( l / / / l        
     l    l  ヽ       /          ……首級の功名など二の次と心得るお!


   / ̄ ̄\    !!!
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○) (む、無茶苦茶だ!
. |  U  (__人__)   つうか、作戦ってこれかよ!)
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \

495 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:20:38 ID:i4o6NGvs
         ___
       /     \  
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \  ちゅうことで……全軍突撃だお!
     |       (__人__)   |
      \      |r┬-|  ,/
     , -‐ (_).ヽ`ー'´   ィヽ
      l_j_j_j と)         i
       ̄`ヽ        | l


  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!                            -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 
   /`!:::  瓶 : :割り ::::::::i゙ヽ    応!!                   / /" `ヽ ヽ  \ 
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |                       //, '/  米  ヽハ  、 ヽ
   l ( '〔 ● ,〕 〔, ● 〕' );.|                       〃 {_{\    /リ| l │ i|   応だにょろ!
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; |                        レ!小l●    ● 从 |、i|
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'                          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│   
    |  /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ                        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /                       \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│   
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /                  .        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /                         `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
       ヽ、__ ___ノ

こうしてやる夫の反撃が始まった。

496 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:21:00 ID:i4o6NGvs
しかし、ここでやる夫は大きな勘違いをしていたのである。

それは、今川軍の前衛は大高城に兵糧を輸送し、鷲津・丸根を攻撃した松平・朝比奈勢などではなく、
先の佐々の奇襲戦以外は一戦もしていない新手だったのである。

この時、鷲津・丸根を攻め落とした松平・朝比奈勢は、休養の為に大高に戻っていたのであった。

            _,;-"__l⌒l_゛'‐-;,
           /  (___  ___)  ヽ
           ./     ノ 人 ヽ    ヽ   
    __    ./    //  ヽ ヽ    .ヽ   / ̄\
  ./ ○ ヽ、 /    (__)   (_)    ヽ/  ○  \
/      \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/        ヽ  疲れたから帰るよ。
..⌒‐-,,,,_  /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:||  _,,;-‐''"⌒~~~
     .ヽ/::||::::::::::   (●)    (●)   ||/ヽ
      く ::||:::::::::::::::::   \___/    ||:::::::::ヽ
       ヽヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ_/ 
          \           /
           /         ::::i \
          /  /       ::::|_/
          \/          ::|
             |        ::::|  キュム
             i     \ ::::/ キュム
             \     |::/
               |\_//
               \_/

497 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:21:26 ID:i4o6NGvs
ともあれ、このやる夫の勘違いで織田軍は大いに士気が上がった。
しかも、前衛軍と衝突する寸前に雹のような大雨が振り出したのである。

|  |! !  | !|  !l |!  !| ! !l|! !| ! | !l | !l |! |!l| !  |  |! !  | !|  !l |!  !| ! !l|! !|
  ! !  | !|  ! l |!  |! ! | ! |!l ||! !  | !|  !l  |!  |! l| ! |!l ||! !  | !|  !l  |!  |! l| ! |!l
| ! ! | ! |!l |!  _/__/_ //  !l |! ! | ! |!l |! !|  | !|!l |! !| !! ! | ! |!l |!l |! !| !|
 |! !  | !|     / /       ー―――――――――――     |! !  | !|  !l |!
!l |! !| !| !l |!    / ! |!l |! !| l | !| ! !l|! !| ! | !l | !l!l |! !| !| !l |! ! | ! |!l |! !|
 |! !  | !|  !l |!  !| ! !l|! !| ! | !l | !l |! |!l| !  |  |! !  | !|  !l |!  !| ! !l|! !|
!l |! !| !| !l |! ! | ! |!l |! !| l | !| ! !l|! !| ! | !l | !l!l |! !| !| !l |! ! | ! |!l |! !|
l ! | !  l | ! ! | !| | ! ! ゛ゞ.ヾ  ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;,.ゞ :,,  ゞ;ゞヾ;; !|  l|! !| !  |!  ! |  !|
   l  | !  !    .ヾ  ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ  ゛ゞ.ヾ  | !l | !l |! !| |
! !  | !| ! ! ヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾ  .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ !|   ! |  !|
  l  | !  ! ゛ゞ.ヾ  ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ  ゛ゞ.ヾ    ゞヾゞ; !| |  l
 |!  ! |  .ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞゞ;ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ヾゞ;ゞヾ.:   ゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞ |!  ! |  !|
! !  ., .ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞゞ;ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:    ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ; l | ! l
 !| !| ゛ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞヽ,.ゞ:,  ,ヾゞヾ;ゞゞ\ヾゞ: ヾヾ゛ ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞノ | ! l
| ! ! ゛ゞ.ヾ  ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ  ゛ゞ.ヾ    ゞヾゞ;ゞゞヾ  ゞ;ゞヾ;; !|
! ! ヾ., .ゞヾゞ;ゞ  ヾ;ゞゞゞ;ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ  ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.:    ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ   ヾ;ゞゞ; l |
 | !|   ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ; ,,ゞ.ヾ\\ ゞヾ:ゞヾ ノノ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ  .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ !
! !  | !| ヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ  ゞヾゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ !|
| ! ! | ! |!l ゞヾゞ___\\ ゞ ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: イ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞゞゞ;ゞゞヾゞ;  | !|
 |! !  | !|  !l ;ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞヾ    ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞ  |!  !| !|!
!l |! !| !| !l |! ! | ! |!l |! !| lゞヾゞ;ゞ ヽ;iiiiii;;;;::::: :|;:/   ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ ! | ! |!l |!l |!  l|!


それはちょうど織田軍の背中に、今川軍の顔面に吹き付けるように降り注いだ。

498 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:21:52 ID:i4o6NGvs
やる夫は雨が上がったトコロで本格的に攻撃を指示。

         ___
       /     \
      /   \ , , /\  よし!相手は今の雨をマトモに受けて怯んでるお!
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   | この機を逃すな!!
      \      |r┬-|  ,/
     , -‐ (_).ヽ`ー'´   ィヽ
      l_j_j_j と)         i
       ̄`ヽ        | l

織田軍は即座に今川勢に襲い掛かる。
午後2時という、当時としては非常識な戦闘開始時間に加え、
異常に士気の高揚した織田軍の猛攻撃に
対応策を練る暇も無く今川の前衛部隊はたちまち崩され始める。


499 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:22:16 ID:i4o6NGvs
   ノノノノ  -___
  (゚∈゚u)  ─_____ ______ ̄  
  丿\ノ⌒\  ____ ___    むむむ、これはイカン!
 彡/\ /ヽミ __ ___      
    ./∨\ノ\  =_
   .//.\/ヽミ ≡=-
  ミ丿 -__ ̄___________

それ見た義元は前衛軍壊滅の混乱の余波が本隊にも届くと判断。
旗本衆300名程に自分の周囲を守らせ、撤退戦へと素早く移行しはじめたのであった。

この時代の戦は総大将が死ねばその時点で兵の多少に関わらず、軍が壊滅してしまう。
だから、義元の判断は戦国大名としては、まず健全な判断と言えるだろう。
だが、この義元の冷静な判断が、この時ばかりは逆に本隊の壊乱状態を加速させてしまったのである。


500 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:22:27 ID:/qpVQ4Vo
この時本当に何もかもがやる夫の味方をしたのだな…

501 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:22:49 ID:i4o6NGvs
        ____
      /      \
     /  ヽ、   _ノ\  ……んん?
   /   (● )  (●) \
   |       (__人__)    |  あの派手な輿に、旗本らしき武士の数……
   \      ` ⌒´   /


         ___
       /     \
      /   \ , , /\   あ、あそこに今川義元が居るお!!!!
    /    (○)  (○) \
     |   u   (__人__)   | 全軍、他はどうでもいいから、あの輿を絶対に逃すな!!
      \      |r┬-|  ,/
     , -‐ (_).ヽ`ー'´   ィヽ
      l_j_j_j と)         i
       ̄`ヽ        | l

502 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:23:13 ID:i4o6NGvs
         ,, ,、 _  !;!;;!
      , r''´   ヽ `ヽ!;!;;!
    /,.r:''''´    ̄二 ~`ヾ
  ,r'  .::;;r‐''' 二;;;;;;、;;;__ . ヽ
  | ::;r'´ .,r-;三:-;i;r='、:;`i l  この小平太にお任せあれ!!!
  ヾ;!:: fj´ ,. 。、 ; : ,,,。、'!:レ′
   |::: il:::  `"´, ':i、`´ :l;!
   |::: il::: .: ,. '7='''、゙; ::ト'、
   |::: il、: :  {"´~`!; ./  〉
   K二j!`ヽ ヾ三ソ /::`'-、..,,_
    ,r': !、::: ` ー '/´::: :: :  `ー-:、._
   服部小平太(やる夫の馬廻)


          / |
    ,r‐、λ、_,、ノ  ゙i,、__
    ゙l         {!!! _ ヽ、
    {  .   ノノノノ ~ `、  \
    )     (゚∈゚*)  ‐'`  ノ   ええ~い! 
    ´     ュ 丶ンぐ;'" ノ / 
   ,-‐'⌒"´  `Y´ ̄`r '丿   この「海道一の弓取り」と言われた
 γ' -、_,-ュ   ,j|  _,,ムン
 〈i 、丶ぐy ミ f  朮 ,j ゾ     義元の底力を見よ!
  \ヘ ヽ、、丶_,艾 ン {
    ヽ、__ ヽ.=┬─┬〈

503 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:23:35 ID:i4o6NGvs

  ┏┳┳┳┓  ┏━━┓         ┏┓
┏┛  ┗┻┛ ┃┏┓┃          ┃┃
┗┓  ┏┛   ┗┛┃┃ ┏┳┳┓ ┗┛
  ┗┛┃        ┃┃  ┗╋┛┃ ┏┓
  ┗━┛       ┗┛     ┗━┛ ┗┛

         ,, ,、 _  !;!;;!
      , r''´   ヽ `ヽ!;!;;!
    /,.r:''''´    ̄二 ~`ヾ
  ,r'  .::;;r‐''' 二;;;;;;、;;;__ . ヽ
  | ::;r'´ .,r-;三:-;i;r='、:;`i l  ぐはぁ!あ、足を斬られたぁ!  l         │        |
  ヾ;!:: fj´ ,. 。、 ; : ,,,。、'!:レ′                     |          |           |
   |::: il:::  `"´, ':i、`´ :l;!                       |  _ - ─  二l二 ‐- 、   |
   |::: il::: .: ,. '7='''、゙; ::ト'、                     .  | / -‐<_ ̄    ̄丶、_ `丶 |
   |::: il、: :  {"´~`!; ./  〉                     │ /ー---、_ヽ  z_二ニ--ヽ 、_|   お、おのれ!
   K二j!`ヽ ヾ三ソ /::`'-、..,,_                   ., -レ'/::   ,==、、...::   ,. ,==、..  } l _
    ,r': !、::: ` ー '/´::: :: :  `ー-:、._               .|fヽY:::::...〈_○_〉..:::::  ::〈_○_〉:: } /r.l  よくも小平太を!
                                     │{ |:::::: :::::.... :::::::::     :::::::  | |( |
                                     . ',._ ||::::...    .::::::  :::::.       |/ /
                                      \_|:::::::::... .::f_rュ.__.rュ_)    ∥/
                                         l::::::::::::::::: ::::::_∪_  ::..     l'´
                                        ';::::::::::::  ィエエエェ、     /
                                         ヽ:::::::::.. ヽェェェェァソ    /、
                                        , イ i\:::::::::::`.ー‐ '   /l ト、
                                     . / / | ', \::::       // l ヽ\
                                       /|  ヽ\ ` ー---‐ '´ //   l  \
                                         毛利新介(やる夫の馬廻)

504 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:23:56 ID:i4o6NGvs
 ┌─┐[][] /〉.,┐◎
   ̄/〈   // | |
  く∧〉 〈/  .|_」     「7 「7
           [][] 「| レ .レ
              ノノ O O

          / |
    ,r‐、λ、_,、ノ  ゙i,、__
    ゙l         {!!! _ ヽ、
    {  .   ノノノノ ~ `、  \
    )     (゚∈゚u)  ‐'`  ノ   ぐっ! 
    ´     ュ 丶ンぐ;'" ノ / 
   ,-‐'⌒"´  `Y´ ̄`r '丿   ば、馬鹿な……!
 γ' -、_,-ュ   ,j|  _,,ムン
 〈i 、丶ぐy ミ f  朮 ,j ゾ     ワシの采配に狂いは無かった筈……!
  \ヘ ヽ、、丶_,艾 ン {
    ヽ、__ ヽ.=┬─┬〈      だのに、何故こんな事に……ぐはぁ!!

505 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:24:20 ID:i4o6NGvs
               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /\, , /\   |   |   よぉ~し!
   /( ●)  (●)\  !   !    今川義元を討ち取ったお!!
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l
  |     |r┬-|       |  /   これより残りの残兵を追撃して撫で斬りにするお!
  \     ` ー'´     //
  / __        /
  (___)      /

こうして今川軍本体は総崩れになり、壊滅状態となった。
一目散に逃げる今川軍に対してやる夫は追撃戦へと入る。
この状態になると、もはや一方的な虐殺の様相を呈していた。
余談だが、この時代の戦において、敗北した側の兵士の被害がもっとも出る瞬間がこの追撃戦であった。


506 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:24:42 ID:i4o6NGvs
~桶狭間戦場跡~

      ____
    /ヽ  /\
   /(●) (●)丶  ……か、勝ったお!
  /::⌒(__人__)⌒:::uヽ
  l    |r┬-|     l  本当に勝っちまったお!
  \   `ー'´   /
  /         ヽ   自分で立てた作戦ながら、
  し、       ト、ノ   
    |   _    l      こうも上手くいくとは思わなかったお……
    !___/´ ヽ___l

507 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:25:09 ID:i4o6NGvs
     ____
   /      \    ……正直、義元の作戦は完璧で負ける要素は無かったし、
  /   _ノ ヽ、_.\
/    (ー)  (ー) \    逆にやる夫が勝てる要素もほぼ皆無だったお。
|       (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /    ……だけど、現実に勝ち残ったのはやる夫だお。
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |    ……義元は、追い詰められた鼠の反撃を甘く見ていたのかもしれんお。
  \ /___ /

508 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:25:32 ID:i4o6NGvs
      γ⌒) ))
      / ⊃__       ……ま、偶然だろうが何だろうが、勝ちは勝ちだお!
   〃/ / ⌒  ⌒\
  γ⌒)( ⌒)  (⌒) \ ∩⌒)   ごちゃごちゃ考えるのは後にして、
 / _ノ :::⌒(__人__)⌒ 〃/ ノ
(  <|  |   |r┬(    / / ))   まずは首実検でもやるお!
( \ ヽ \ _`ー‐'  /( ⌒)
               / /

首の切り取りを禁止はしたものの、首級は褒美と直結する引換券のような物である。
やはり徹底は難しく、皆それなりに持ってきていたのである。
大勝利に気を良くしたやる夫も、今回はそれをあえて咎めはしなかった。


509 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:25:36 ID:jpKvFvz2
細川氏綱www

510 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:26:02 ID:i4o6NGvs
~首実験場~

       ____      ん!
     /⌒  ⌒\   
   /( >)  (<)\   確かに今川義元の首だお!
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |    /| | | | |     |  小平太!新介!二人とも大儀だったお!
  \  (、`ー―'´,    /
                  たっぷり、加増してやるお!

511 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:26:23 ID:i4o6NGvs
     ,..r:''´    ::::::::゙、:::::::`ヽ! ミ|彡 |  l         │        |
   /    _,,,,....=-‐゙―--=,\!;/,ノ  |          |           |
   /:  ,.r:''''´           ~`゙ヾ、 |  _ - ─  二l二 ‐- 、   |
  ;':;:r':'´  .::::::::::::::_;;;;;;;;;;;、;;;;;;_:::::::::..゙ヽ/ -‐<_ ̄    ̄丶、_ `丶 |
 /   .::::::;;r‐'''''´:::::::::::::::::゙i:: :::::::`ヾ、::::. l/ー---、_ヽ  z_二ニ--ヽ 、_|      ははっ!×2
./:   .::::;:r''´::    _,,...;;_:::::|::;;;;;;;;;;_:::::::゙i:: ;/::   ,==、、...::   ,. ,==、..  } l _
l:: ..:::;r:'´::   ,.r:'',ニ-―-;ォ.` ´r‐‐-:、`!:::|ノ :::::...〈_○_〉..:::::  ::〈_○_〉:: } /r.l     有りがたき幸せ×2!
.! ::::r':::::  fr'´:  ゙''゙'´ ̄´ ,: :  ̄`゙゙'~.!:::| |:::::: :::::.... :::::::::     :::::::  | |( | 
.ヾ、:!::::::  :!|::::  .<´○゙>/ :l、 <.○ゝ:|::::! ||::::...    .::::::  :::::.       |/ / 
   l::::::  :||::::     ̄ .  ::!',  ゙  |゙、:',_|:::::::::... .::f_rュ.__.rュ_)    ∥/ 
   .!:::::  :||::::     r'_rュ :rュ゙;   :|:::゙、 l::::::::::::::::: ::::::_∪_  ::..     l'´
    |:::::  ||::::   :  /´,r_'ニニ=:、゙i  l:::::::', ';::::::::::::  ィエエエェ、     /
   .|:::::  :||::::   : :r'r',r:'二ニ:、゙!、 .,'::::::::゙>ヽ:::::::::.. ヽェェェェァソ    /、
   |:::::: _,;l|゙、    ´i'゙:: :: ::::|.:゙'' ./、::/, イ i\:::::::::::`.ー‐ '   /l ト、
  .k:'''´:::::::ノ!:::\    ヽ;:___;:;' ; /::::::`'-=、.,, ', \::::       // l ヽ\
   `ー-r': l、::  `ゝ、  `゙'''''''''´ ,/:::::::: ::: ::   \` ー---‐ '´ //   l  \
    /´::   ヽ    ::`''ー---‐'/´::::::::: ::::::      `'ー--:、. / /   /

512 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:26:47 ID:i4o6NGvs
      ____
    /_ノ   ヽ_\  ……それから信盛。
   /( ●) ( ●)\
 / ::::::⌒(__人__)⌒::::\  大学の事は本当に残念だったお。
 |        ̄      |
 \               /  これからは、お前が一族の総領として、やる夫を支えて欲しいお。


    ∩___∩   /)
    | ノ      ヽ  ( i )))
   /  ●   ● | / /  任せて置くクマ!
   |    ( _●_)  |ノ /
  彡、   |∪|    /    大学の分まで佐久間がきっちり働いてみせるクマ!
  /    ヽノ   /´
 佐久間信盛(やる夫の重臣)

513 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:27:13 ID:i4o6NGvs
       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\  信盛、よろしく頼んだお!
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\   え~と……次は……ひい、ふう、みい
  |     |r┬-/ '    |    おお!武士とおぼしき首を三つも獲ってるお!
  \      `ー'´     /      この勲功は誰のものだお?


                  ____
             _,.-‐::': ̄:.:.:.:.:.: ̄:.:`ヽ、
           ,.イ´.:.:. : : : ::.:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:.\
          /: : : : : : :.:.:.:ィ|:.:.:.:.:.:.:....: : : : : : : ハ
        /;/:.:./:.:./.;:.:.:/' |:.:.:.:.:|:./∨:.:.:|::.: : : :}
         '"/:.:.:./:.:.::|::.|::/、 |:.:.:.:::|:|  V::.:|i:.::.:.:.:|  ……殿、それらは前田利家の挙げた首級にございます。
        j:.:.:.::|.:.:.::|:.:,|/ヾ_シ∨:.::|:jヽ彡|::|'|::.:.:.::|
        |∧::|:.:.::::|;/   _, ∨:.:|' ,,  |/ |::.:/::j
          `|:.::::/:::}, ≡≡, iヽ:|、≡≡.|:/:;/   ……又左は殿の為に密かに参陣し、
            |::;/〈 ト、 ´  |  ` `   r'´_,〉
            '"  `~l、     ``     ,/:7´           これだけの首級を挙げて去っていきました……
               |:::ヽ、 、,.ヘ ,   /::/
                 V:::::;ヽ、,,_,,,/:/∨      どうか、これらの勲功と命がけの忠義に免じて、
            ,.-─--,.ィ´{;〉   〈、::`ヽ-─-.、          奴を許してやってはいただけませんでしょうか?
           /´    i| :| λ-、 ,-} }     ハ
           森可成(やる夫の重臣)

514 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:27:34 ID:i4o6NGvs
  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!
   /`!:::  瓶 : :割り ::::::::i゙ヽ  ……やる夫様。 
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  
   l ( '〔 ー ,〕 〔, ー 〕' );.|   拙者からもお願いいたします。
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄ /;; | 
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'   そろそろ、又左の帰参を許しては頂けませんか?
    |  /ヽ__`'ー'´__,ィヽ ノ 
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /
       ヽ、__ ___ノ


      ___
    /     \     犬千代が……
   /  _ノ '' 'ー \    
 /  (●)  (●)  \  (二人とも犬千代とは入魂の中だお……
 |      (__人__)    |   二人にも免じて許してやりたいけど……
 \      ` ⌒´   /    まだ1年しか経ってないし、帰参は流石に早過ぎるお……)

515 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:27:58 ID:i4o6NGvs
        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\  ……甘い!甘いお!
     /    (__人__)   \
      |       |::::::|     | この程度の首では、まだ許してやることは出来んお。
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i  犬千代にさらに励むように伝えるお!
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl

516 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:28:20 ID:i4o6NGvs
                                                    _,.-‐::────::-.、
  .!::::ヽ,. -─‐ ァ─、─-.、/:::::l                                 ,ィ´ : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ、
  ヽ:::::ヽ, -‐' ,;; ;;, `ー、;:;ノ:::::/                                  /: : : : : :| : : :| : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ   
    l;;-';;-‐''" :: :: `ー-i゙‐-'!                              / : : : : / : :;|.:.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|   
   /`!:::  瓶 : :割り ::::::::i゙ヽ  ……ははっ!                  /:.:.:./:.:.:.:/:.:.:/:|:.:.:.::|:.:/|:.:.|::∨:.:.::|:.:.:.|  
   ! li;;;,,___ノヽ___;;;i |;, |  (何とお厳しい……)             /'´7:|:::|:.:.:.:チ==::|:.:.:.:.|/:::|=:|=V:.:.|:.:.:.:|   
   l ( '〔 ー ,〕 〔, ー 〕' );.|                            /:|:.::|:.:.:.:.|:/:::::::∨:.:.|::::::ヽ:|::::::∨:j:.:.::.|   
   i 'ヾ  ̄ ̄:: ::  ̄ ̄u/;; |                            j:.;|:.:|:.:.:/:´::::::::::::`ヽ|:::::::::::::・:::::∨:.:.:.| 
    ー';ヾ、_,'(´'';; ;;' `);_ノ;; r'                             |/|:.::|::/ :: :: :: ::ノ:: :: :: : :: :: ::'":: :i'´ }:| 
    |u /ヽ__`'ー'´__,ィヽuノ                                |:.:|ハ : : : : :'〈 、゛: : : : : : : : :;ハ_,ノ:|
    ヽ ヾ、;レ-ニニ-レ// /                                  |:.:.:ハ     r-‐‐、       /|:/ヽ:|
     ヽヾ、,、 _ ,、'/ /                     ……ははっ!    |:;ハ::j、    i:::::::::::ヽ.   / |'
      ヽ '、゙ニ=ニ' ゙ /                                   ´  `ヽ、  |:::::::::::::::ヘ.  /::: |
       ヽ、__ ___ノ                      (き、厳しいなぁ…)      ヽ、.|_;;;;;;;;;;;;;_,〉,/::::;' :|ヘ、   
                                                      `ーァ--‐ '"::::;' /  \    
                                                     ,ィ´ |、    _,rヘ、

517 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:28:42 ID:i4o6NGvs
                                                 
    / ̄ ̄ ̄\                                      
  /        \  ……しかし、今回の勲功は賞されてしかるべきだお。
 /    ─   ─ ヽ
 |    (ー)  (ー) |   だから、まだ帰参を許す事は出来ないけど……
 \  ∩(__人/777/
  /  (丶_//// \   ……変わりに、この褒美の銀を届けてやってくれお。


                  ____
           _,..-‐'":: ̄ ̄:.:.:.:.:.:`ヽ、
        ,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ヘ
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.::.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
     ,ィ´:.:.:.:.:.:/:.:.:./.:.:.:/:.:/|:.:.:|_:_:.:.:.:.:ハ::.:|   はっ、ははぁ~!
     〃:.:.:.:.:::/:__:.;ハ:.:..:|:;/ゞ彡|"i:.:.:|、:.:.}:.:|
      /:.:.i::.:.:::j::ヾ/ゞ|:.:.:|'  |::/ |:.:..|::∨:.:|  (帰参はまだ無理だったけど、
    j;/|:.:.::::|:.:/  |:.:/  ミニニシ'|:.:.:|;/ヽ::|    ……良かったな、又左……)
      |:.::i:::|;/彡,"/`  `   ・,'|:.:.|、_ソ:|
      j;/|::::;ハ  ヽ '      ∨::.:.:.::リ
        |;/ }   ,-:‐'ヽ   、/{:/ヽ;/
          ヽ、  ∨__,,ノ  ,/::{__
           }`)ヽ、`/,),,/: : `ハ_
           j } //: : :/:  / /"`ー-、_

予想外の出来事が有りながらも、首実検は無事に終了した。
この後、すぐに鳴海・大高の地を奪還したやる夫は、まだ不安定ながらも尾張の統一を果たしたのである。


518 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:29:06 ID:i4o6NGvs
~清洲城~

       ____
     /     \
   / ⌒   ⌒ \   じゃ~ん!
  / -=・=-  -=・=- \
  |      (__人__)      |  ここに取りだしましたは義元の所蔵だった名刀「左文字」
  \     |++++|」_キラッ/
       `ー''´ l       桶狭間で拾ってきたこれにチョイチョイっと……


519 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:29:30 ID:i4o6NGvs
      ____
     /_ノ ' ヽ_\ 出来たお!
   /(≡)   (≡)\   「義元討捕刻彼所持刀 永禄三年五月十九日
  / /// (__人__) ///\                    織田尾張守信長」
  |     |r┬-|      |    
  \     ` ー'´    /   刀にバッチリ刻んでやったお!


520 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:29:53 ID:i4o6NGvs
   / ̄ ̄\
 /ノ( _ノ  \    
 |,'⌒ (( ●)(●)   わざわざ刀の価値落とすような事するんじゃねぇ!!
 |     (__人__)  
 |     ` ⌒´ノ ,rっっ                    ,
/"⌒ヽ   ソ,ノ .i゙)' 'ィ´                `    ,. ____
      ゙ヾ ,,/ { ) 丿             ,  ゜;,/⌒    ⌒u:::\ 。
 ィ≒    `\ /'ニ7´     スパァァ────/(◯.;); :::::、;(;.◯));:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
/^ヾ      \ ./              ゚ ;i`、 ⌒:(__人__) ⌒:::::;;,´:::|   .
   }      __\___ ___   ____´_;;{   ;` j|r┬-|:;〉::,,゚, 。;;:;;|
   )ンィ⌒ ̄" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ニ≡┴‐ー-,==ー--ァ人て゜ ゚;:,::|: ゜ .
   ノ/             ≡''        ;;;;(( 三iiii_iiiiiii)))))て,,;;/  。  ;
   ヾ         _____=≒=ー────;‐‐ ̄/i'只 ̄/ ̄|Y‐-<` `
    \、   ー ィ⌒ ̄            //   > |≡| / <〃  ヽ


521 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:30:22 ID:i4o6NGvs
             ____    
            /      \_   
           / /   \( ;:;:;)
         /( ;:;:;:;:;ノ   (=)  \  ひ、久々に良いキックだったお……
        (;:;:;:;;;:;  (__人__)   .:::::)
        / ||    `⌒|||   ,/  つか、刀の一本や二本にお痛したってイイじゃないの……
        / / |\/ /  /l |  ̄
        / /__|  \/ / | |        だって大勝利なんだもの……
       ヽ、//////) /  | | 
        /  ̄ ̄ /   | | 
     ____,/  )--- ヽ   ヽ つ 
    ⊂---― 'ー----'


522 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:30:50 ID:i4o6NGvs
     / ̄ ̄\   ……それはさておき……
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー) ……結局、お前の作戦って
.   | u   (__人__)   「今川勢が疲れるまで主力を温存して、
    |     ` ⌒´ノ     機を見て一か八か襲い掛かって損害を与えて追い散らす」
   .l^l^ln      }       ってことだったのかよ……
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ     ……まったく、大した作戦だろ。
   /  /    \         
  /  /       \       おかげ寿命が10年は縮んだかも……
. /  /      |ヽ、二⌒)、


       ____
     /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\ まぁ、色々勘違いしてた部分もあったけど、
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  勝てたから良しとするお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /  ……壊滅させた隊の中に、義元の隊が混じってたらラッキ~♪ぐらいに思ってたら、
                    ホントに義元の隊が混じってて、偶然討ち取ることも出来たし。


523 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:31:16 ID:i4o6NGvs
         ____
         / _ノ ヽ、\
      /o゚((>)) ((<))゚o  いやぁ!自分でもこの強運が恐ろしいお!
     /    .:゚~(__人__)~゚:\
     |         |r┬-|    |    何か天に愛されちゃってる?ってレベルだお!
     \、     i⌒i‐'  ,;/
    /  ⌒ヽ.ノ ノ  く
   / ,_ \ l||l 从\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
         ベシベシベシ


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;) しかし、あの今川義元がなぁ……
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´   どんなに隆盛を誇っても、人間死ぬ時はあっけないもんだな……
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´      跡継ぎの氏真は武勇には優れるが、お人好しで大名としては難有りとも聞くし、
  (.  \ / ./   │ 
  \  “ /___|  |       盛況を誇った今川も今後どうなる事やら……
.    \/ ___ /

524 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:31:39 ID:i4o6NGvs
           ____
         /       \    ……改めて考えても、義元の行動には最期までミスらしいミスは無かったお。
        /   ─     ―
      /     ( ー)  (ー)'      やる夫が義元でも同じような作戦を採っていたろうし、
      |         (__人__)  |
      \        ` ⌒´ /        最後の状況なら、やはり自分が逃げる事を優先した筈だお。
      /       ー‐  '


       / ̄ ̄\
     /  ヽ、_  \
    (●)(● )   |  ……そうだな、義元にミスは無かった。
    (__人__)     |       
    (          |     ……だが、ミスが無かっただけで、
.    {          |         次々と変化した状況に適切な対応もできなかった……
    ⊂ ヽ∩     く            と、いう事じゃないのかな。
     | '、_ \ /  )
     |  |_\  “ ./   
     ヽ、 __\_/

525 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:32:09 ID:i4o6NGvs
      / ̄ ̄\
    /   _⌒  \
    |   (●)(ー)      ……それにな……
    |   ⌒(_,,人__) ホジホジ
    |   ∩ノ |;;;| }         義元の敗因はともかく、やる夫の勝因ならハッキリ解ってるぜ?
    |  /_ノ"' }
    /ヽ/  /    }
   (  ヽ  /_ ノ
   7.ヽ__/   \


      ___    ━┓
    / ―\   ┏┛
  /ノ  (●)\  ・
. | (●)   ⌒)\    ????
. |   (__ノ ̄  |
  \        /    ……いったい、何なんだお?
    \     _ノ          やる夫の勝因って……?
    /´     `\
     |       |

526 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:32:37 ID:i4o6NGvs
         / ̄ ̄\
       /   ⌒   \
      ( へ)( へ)  |   ……それはな、
      .(__人__)      |
       l` ⌒´    .|     けっして「諦めなかった」ことだよ。
       {          .|
       {       _ |     ……お前の悪足掻きが、遂には勝てない筈の勝負をひっくり返しちまったのさ。
      (ヽ、ヽ   /  )|
       | ``ー―‐'| ..ヽ|
       ゝ ノ    ヽ  ノ


       ____
     /⌒  ⌒\      ぶはははは!そうだお!
   /( >)  (<)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \     やる夫の諦めの悪さと生き意地の汚さは天下一だお!
  |    /| | | | |     |
  \  (、`ー―'´,    /        ようし!この意地汚さで、次は道三殿の置き土産でも貰いに行くかお!

527 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:33:03 ID:i4o6NGvs
 .. .:.:.:.  ... ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .... .. ... ..  .... .. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ......  . .... . .... .. .:.:.:.:. .... r ⌒ヽ .:.:.. .. .
. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ 、 . .. .. .     .. .......:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. ..:.:.:.... ..:.:.:.: .: .. .. ... (⌒   ⌒) ... ..
:.:.:. ...... .:.:. (⌒   ⌒) ... .... .:.:.:. .. . :. .:.:.:.:. . . .....:.:.:.:.:....  .....   . ..:.:.:.:....:.:.:..: .:.:.. (⌒    . . ... .:.:.
 .. .... .. . (⌒      r'. ..:.:.:....   ..:.:.: .....:.:.:.:.:. .:.:.:..... r ⌒ヽ .:.:.. ... .. ... . :..:.:. . . ...   . . .. ...:.:.:.:
. .:..  .. (⌒'        .   .. .:.:.:.:.:.... .... .. ... ....:.:.:.: (⌒   ⌒) ...:.:.:.... :. :.:.:.:.. .  ... :.   .:.:.:.:. . ....
. ..:. . (         . ..  ..:..   . ... .    .. .:.:.: ...  (⌒     r'⌒ヽ ..  .. .. .... .  . .. ...:.:.:... .
... . .    .;i;';.      . ...  ......  ... ....    ...          ⌒ヽ    . .. .:.:.:.:..      ... ..
   ,.;i;';.,,;;`;;i`、    ... .      . .. .   ... ....    ...        . ...  ......       . .. .
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'::',:'':'`::'::',:'':'`::':'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',  '""''|i!''"  ,i|! .....i|!,.,;:;;`;;i`:;:i;,.
'::',:'':';:;'"'"''::',:  '"'"''::',:::'::',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,":,.,i|!、 '`'::',:、'':';:;..,..、""'|i!''"
',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::              '::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'':'`::'::  '::',:'':';:;..,":,.,i|!、

こうして、織田家の最大の危機は去っていったのである。
この出来事がやる夫の飛翔台となり、やがては中央進出への足掛かりにもなるのだが、
それには、まだ倒さなければならない敵が美濃に控えているのであった。

第6話 完


528 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:33:25 ID:i4o6NGvs
CAST

織田信長・・・・・・やる夫

一雲斎針阿弥・・・・・・やらない夫

お濃の方・・・・・・不明

柴田勝家・・・・・・般若面

林秀貞・・・・・・麻呂

丹羽長秀・・・・・・ちゅるやさん(涼宮ハルヒ)

森可成・・・・・・泉そうじろう(らきすた)

服部小平太・・・・・・糞藝爪覧(三国志)

毛利新介・・・・・・細川氏綱(信長の野望)

今川義元・・・・・・クックル

朝比奈泰朝・・・・・・忍者

松平元康・・・・・・山下大ちゃん


529 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 21:34:29 ID:i4o6NGvs
と、いうところで本日分は終了になります。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

明日も同じ時間に予定してますので、

よろしければ、見てやってください (__)


532 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 21:56:02 ID:FhoTVh2c


ホントこの合戦は、運という言葉なしに説明出来ないわねーw

534 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:11:18 ID:jpKvFvz2

そろそろハゲネズミの出番かな

535 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:16:06 ID:lGXqArKg

神様は諦めない者に微笑むんだよな
性質悪いことにいつも微笑むとは限らないんだが


536 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:22:11 ID:BCZNineI
>>408
>か、可成殿、待つにょろ!

突っ込むべきか否か、それが問題だ・・・

537 : ◆P3dFUnx0fI:2009/11/21(土) 22:31:12 ID:i4o6NGvs
>>536

          ____
        / _ノ ヽ_\   
       / ∩l^l^lnnl^l^|\
     /  。ヽ   ∥  ノ \ 
     |   /   人   l   |
     \ /   /|ii!i!|\ \/  
.      |    /. |;;;;;;|  \ |
            `ー´       

ぎゃ!!み、見ないでくだされ!!ww



学生時代、「かわなり」って間違えて憶えてたから、
何にも考えてないとつい「よしなり」をかわなりって
今だに読んじゃうんですよ……

お眼汚し、大変失礼いたしました m(__)m

538 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:33:21 ID:LhmB6TQs
この桶狭間での勝利が無ければ、信長、秀吉、家康、3人の後の天下人の運命は間違いなく変わっていたはず。
とすれば今の日本すら変化している可能性もあったわけで・・・。
歴史って感慨深い面がたくさんあるわ。

539 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:33:30 ID:GyxOeWSk
みんなに名前の読みを間違われてるってキャラ付けはどうだろう

540 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:34:42 ID:LhmB6TQs
か、漢だ・・・

みたいなノリで読んでたから、それで良いのかと思ってたんですがw

541 : 名無しのやる夫だお:2009/11/21(土) 22:35:23 ID:N9hJxIu.

カナリショックを受けている誤用す。

546 : 名無しのやる夫だお:2009/11/22(日) 01:08:57 ID:DGHj96yA

なんか人間臭い林に愛嬌を感じるよw
どこにもいそうなタイプの重臣だなw

547 : 名無しのやる夫だお:2009/11/22(日) 01:31:45 ID:6VEFuRy2
この後も、内心はともかく表向きは重用されてますし、息子だか孫だか甥だかな後継者も信長に愛されたとあるし>林

548 : 名無しのやる夫だお:2009/11/22(日) 02:00:20 ID:EtdyKgSU

気付いたら既に投下が終わっていたでござる
次回も期待

549 : 名無しのやる夫だお:2009/11/22(日) 02:04:23 ID:QNDoCzW6
桶狭間ってフィクションでやったら、ご都合主義だと総ツッコミを受けるよな

550 : 名無しのやる夫だお:2009/11/22(日) 02:46:50 ID:vnbNgFvg

徳川家康は大ちゃんか、豊臣秀吉は誰になるのだろうかw

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